東急東横線 祐天寺駅東口より
徒歩5分の小児科です
医院名 |
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祐天寺おひさまこどもクリニック |
診療科目 |
小児科
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院長 |
吉田 雅樹 |
住所 |
〒153-0052 東京都目黒区祐天寺2-7-23 ラポルト祐天寺201(エレベーター有) |
電話番号 |
TEL.03-3716-0130 |
診療時間 |
月曜日
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ヒブ髄膜炎の初期の症状は、発熱や頭痛、おう吐など、いわゆる風邪の症状と似ているため、風邪と見分けがつかないことも多く、診断が遅れがちです。その後、急激にぐったりするなど症状が重くなり、けいれんや意識消失がみられるようになります。治療には抗生物質などの抗菌薬を使用しますが、最近では抗菌薬が効かない「耐性菌」も多くみられ、治療が困難な場合があります。また、患者さんによっては、病気が進行しても重い症状が確認されないこともあり、そのために診断と治療が遅れて知的障害、運動障害、難聴、水頭症、てんかんなどの重い後遺症を引き起こすこともあります。最悪の場合、命を落とすケースもあります。このように、ヒブ髄膜炎は早期発見や治療が難しい病気のため、赤ちゃんの命を守るには、ワクチンによる予防がもっとも大切です。
髄膜炎などのヒブ感染症を予防するためには、ヒブワクチンの接種がもっとも有効です。2008年にヒブワクチンが導入されるまでは、全国で年間約600人の子どもたちがヒブ髄膜炎にかかっていたと推定されています。2010年11月から、公費助成が開始されるようになると、多くの子どもたちに接種されるようになり、ヒブ髄膜炎の罹患率は公費助成前の3年間と比べて57%減少しました。その後2013年4月にヒブワクチンは定期接種に認められ、さらに多くの子どもたちに接種されるようになりました。その結果、2014年にはヒブ髄膜炎の罹患率は公費助成前3年間と比べて100%減少しました。ヒブワクチンの接種は、接種したわが子を感染から守ると同時に、多くの子どもたちがヒブワクチンを接種することで高い集団免疫効果を得ることにもつながります。生後2か月になったらすぐにヒブワクチンを受けるようにしましょう。
注射部位が腫れたり、赤くなったり、しこりができることがありますが、一般的にワクチン接種によるこれらの症状は3~4日で治ります。接種した当日や翌日に発熱がみられることがありますが、通常1~2日で下がります。